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パカマラ種は、ブルボン種(コーヒー原種の一つ)の
突然変異種パカス種と大粒のマラゴジッペ種の交配に
よって生まれた品種です。従来、エルサルバドル特有の
品種でしたが、その味のすばらしさが、
カップオブエクセレンスなどの品評会で高評価を受け、
近年では、他の生産国でも、ゲイシャ種とともに栽培する
農園が現れています。しかし、まだまだ、生産量は少なく、
希少な品種となっています。サン・イシドロ農園では、
この希少なパカマラ種をわずかに2ヘクタール栽培して
います。このコーヒーは、その貴重なパカマラ種をさらに、
パルプド・ナチュラル生産処理し、甘味、香りを更に
増したものです。パルプド・ナチュラルとは、収穫された
コーヒーチェリーを、パルパーで果肉除去された後、
醗酵行程をおかずに、ミューシレージ(粘液質)が
残ったままの状態で天日乾燥行程に入ります。
これによって、ミューシレージの甘味が豆に移り、
ウォッシュドコーヒーでは得られにくい独特の香りや
ボディをもったコーヒー豆が生まれます。