かつてシバの女王が君臨し、アラビア半島でも緑の耕地が
多いことから「幸福のアラビア」とよばれたイエメンの、
標高1500メーターを超える高地のテラスや、
ワジとよばれる涸谷の河岸段丘で生産されるアラビカ。
またエチオピアと並んでコーヒー生産や文化の源流と
云われています。イエメンのコーヒーと言えば、
日本でもお馴染みの「モカ・マタリ」。
降雨量の少ない気候ながら、ミネラルに富んだ土壌と、
古くからの地場品種から醸し出されるフルーティーな
フレーバーは、イエメン産アラビカ独特のものです。
苦いでも酸っぱいでもない紅茶みたいな印象もあり、
控え目な甘味もいい。低温になっていく、変化もよく、
低温になるほど、果実感が出てきます、甘味が残る余韻で
あっつあつのホットよりも低温で果実味の風味を
楽しみながら飲んでいただけます。