劇的な経済成長の途上にあるインド。。。
でもその一方で、
世界で3900万人といわれる失明者のうち30%近くがインドにいるそうです
失明は、家族から稼ぎ手を奪う
仕立て屋は針に糸を通せなくなり、
農民は穀物の粒を選り分けることができず、
大工の金づちは釘に当たらない。
失明は、家族の命を奪ってしまう
「治せる失明をこの世から根絶する」という
大きすぎるビジョンを掲げドクターVが
わずか11床の「アラヴィンド眼科病院」を
設立したことから始まる物語
第1部 5分間15ドルで治しますー
効率性と情熱(ハンバーガーと失明/無料でも十分でないというなら ほか)
第2部 仕事をすれば、お金はついてくるー
持続可能性と無私の精神(眼科医になったのは偶然だった
やるべきことを、ただひたすらに ほか)
第3部 心をささげるーイノベーションと意識の変革
(人類は進化の途上/内なる声に耳を澄ませて ほか)
第4部 競争相手を育てるーインドから世界へ
(アラヴィンドを世界に複製する/キリマンジャロのように ほか)
第5部 聖人を引退するときー変える勇気と高潔さ
(世代交代の苦しみ/想いは受け継がれる ほか)
アラヴィンドに注目する理由は
・手術代が払えなければ無料でかまわない。
・寄付には頼らない。
・派手なマーケティングはいっさいしない。
・にもかかわらず、35年間で3200万人以上を治療、手術件数400万以上の実績。
・その技術力の高さから、ジョンズ・ホプキンスやハーバードなど世界屈指の医学校から研修医が集まる。
アラヴィンドの存在は、
社会的な使命を掲げる組織が、
外部の資金に頼らず、赤字を出すこともなく、
効率や規模、品質、範囲について妥協しなくても運営が成り立つという
医療版フリ-かな
「社会のためにやるべき仕事をする。
収益はあとからついてくる」――これはドクターVの口癖